禁煙について

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仙丈ケ岳からみたTOP3 2021年10月8日


禁煙について

 突然ですが、禁煙にトライしています。

 思えば、吸い始めたのはハイライトが180円だった頃です。ハイライトから初めて、セブンスター、マイルドセブン(10mg)現メビウス(10mg)。学生時代、変なところにまじめで、20歳になってから煙草の味をおぼえました。酒の席でおぼえて、麻雀で定着です。聴牌即リー、煙草に火を付ける。40年間吸い続ける中で、本数のピークは1日30本くらいでしょうか。最近は、減煙を心掛けてきたので1日15本くらいでした。禁煙の動機付けは、やはり度重なる値上げです。1日10本の節約を試みましたが、なかなか達成出来ません。達成できる時もあるのですが、毎日確実に継続することは出来ませんでした。

 そこで思いついた方法は、”煙草が我慢できなくなるまで煙草を買わない。”というものです。2回失敗しました。どうしても我慢できずに2回、買ってしまいました。でも、失敗はしたものの、何となく禁煙出来そうな、妙な手応えを覚え、何と3回目に成功してしまいました。2021年9月20日に最後の煙草1箱購入、2021年9月21日AM8:00に吸った煙草が最後です。(2021年10月29日現在)もし、失敗したらこのブログでご報告するとして、どうしてここまで禁煙をキープできたかについて、特殊な例かもしれませんが、取り敢えず現段階での私見を述べます。最大の敵、眠気についても、です。

 1.煙草が吸いたくなったら深呼吸をする。(べたですが、一番効果があります。)

 2.ネットで煙草の害を検索して正確な知識を身につける。

2.の結果、ニコチンがいかにやばい物質なのか、理解しました。

 ニコチン性アセチルコリン受容体への作用、やばすぎます。煙草を吸うと、ニコチンは数秒で脳まで到達してニコチン性アセチルコリン受容体にくっつき大量のドーパミンを放出、これが喫煙者が満足する瞬間です。ニコチンはすぐになくなるので30分もすると、また煙草が吸いたくなる。まるで麻薬じゃないですか。それとこのメカニズムに未だに苦しめられています。どういうことかと言いますと、私にとって最大の敵は「眠気」でした。今でこそ、ああ、まだ眠くなるんかい、くらいの制御できる眠気ですが煙草を止めて1週間以内の眠気は、凄まじいです。車を運転していて寝落ちしそうになりました。車の運転中に眠くなることがなかった私は、実家(遠地です。)に帰るときと実家から戻るときは高速道路のの深夜料金が適用される時間帯を狙います。それが今回、本当の睡魔に襲われて危うく寝落ちしそうになり、パーキングに辛うじて退避して事なきを得ました。これは、ニコチンの離脱症状の一つで、本来、人間はアセチルコリンという覚醒物質を体内で作ることができるのですが、ニコチンを長年、煙草によって摂取していると体はアセチルコリンが十分足りていると錯覚して自分自身では作らなくなるのだそうです。なので、煙草を吸わないと、眠気が飛ばない。

 これから禁煙を考えていらっしゃる方には、禁煙外来をおすすめしたいと思います。私は禁煙外来も、ニコチン補助薬も使いませんでしたが、私が経験した恐ろしいほどの眠気を考えると科学的に対処したほうが良いと感じましたし、やはり一人で挑むより、お医者さんに相談出来たら心強い。体質や、ニコチンへの依存度の違いがあるので、一概にすべての人に眠気が大敵とは言い切れません。私には眠気が最大の敵でした。今現在の率直な気持ちとして、愛煙家の皆さんに、愛煙家の皆様の脳を勝手に支配しているニコチンと一日でも早く、決別されることをおすすめ致します。